場所を移してビデオを見ながら山根さんからの講評。平田市在住宇都宮出身女性アスリート松本華奈ちゃんは,400mのベストタイムが5分07秒であり,さすがにきれいなフォームである。そして,400mが5分30秒ですらあやしいインチキスイマーのぼくは…キャッチ部分が弱すぎてすぐ手が落ちる。映像で見るとよくわかる。
また深いところを掻きすぎているように見える,ただこれには理由があって,
1 ぼくは手が長い,リーチが身長+10センチぐらいある
2 棒カキのイメージにすると,手カキでなく重心が乗っていく感覚がわかりやすい
これらのためにわざと棒カキにしていた。
それにしても,パッと見でも違和感あるフォームでいいわけがない。ああ…また自分なりのスイムのイメージが混乱してきた…。
おつぎは,ぼくにとっては今回の講習会の付け足しである,シャクリー社による栄養セミナーである。これは今まで何度も聞いたし,聞いたことがある人も多いだろうし,値段も高いし,どうでもいいのだが,要は,
1 シャクリーのスポーツドリンクは複合炭水化物的な成分にして,すぐ効く糖質,遅れて効く糖質をバランスよく含み,分解される前の甘くない糖質を多く含むので,高濃度の糖分のドリンクとして無理なく吸収できるそうだ。
→しかしそういう考えのものは他社にもあるし。
2 運動直後のプロテイン補給時に,たんぱく質:糖質が1:2.7の割合だと糖質の吸収がいいそうだ。シャクリー社のプロテインはこの割合だそうだ。
→これも市販のプロテインで,糖質を含むジュース等でシェイクしたり,割合を考えればいいのでは?ぼくが思うに,他社にもあるが、糖質入りのプロテインなどばかげている。水増しした麻薬を,純度の高い麻薬と同じ値段で買うようなものではないか?
3 シャクリー製品は安い製品より体での利用率がいいらしい!?
→これはなんの根拠も示さないので論外…
ということで終わり…。
あと,まとめとして山根コーチの話が少しあった。
1 今どきのコーチング界においては,フィジカルコーチ,栄養担当がしっかりしているところの選手が伸びている,ということ。
2 休養をしっかりとること。
3 バイクの抵抗について。まあみんな知っている内容。タイヤの接地抵抗,空気抵抗,メカニカル抵抗等…このうち最も大きいのは空気抵抗であり,これをうまく制御することが大事。これがほとんどだから…。そのつぎに接地抵抗であり,山根コーチ自身タイヤの空気を意図的に減らしてトレーニング効果を上げることもあったそうだ。そして,わずかにメカニカル部分の抵抗。
→まあようするに,以前
‘いいたいこと11/20’あたりにも書いたように,パーツのグレードの違いで速さに影響するなんてことは,メンテナンスをしっかりしていればほとんどない!ということである(笑)。はっきり言って自己マンだ♪海外のレースに行くとみんなバイクめちゃめちゃ速いが,ボロバイクが多い。心理的満足感や経済活性化のために,せっせと高いお買い物をしたい人はすればよい。
今回の講習会は,人数が少なかったこともあり,かなり充実したものだった。これは,山根コーチももちろんだが,母里さんや川口さんといった方々が,みんなが向上するために,それぞれのもつ知識を惜しまず与えておられることが大きい。ぼくも自分のことばかり考えず見習いたい。