広島にいたころには,シーズン中何度か,心拍数を制限してヒルクライムを行い,調子を測っていた.当時どのぐらいの出力を発揮していたのかちょっと計算してみると,平均150HR(≒ロングのレースペース)平均になるようにして行っていたが,
2003年オフ明け直後−235W
↑↑これはオーバートレで4週間完全休養した直後の値.
2003年2月IMNZ直前−267W
2003年7月皆生直前−269W
2004年5月五島直前−279W
↑↑これらはちゃんと調整したレース前の値.
当時はまだ体重も64〜65kgと少なかったのでパワーも少なめだ.いまどき流行りのFTPでいうと310〜320W程度,VO2maxで380〜390W程度の選手だったのだろう.ところで2007年7月にVO2maxを測定したときのMax430Wから独自に換算した150HR推定値は307Wで,数年間でせっせと体重(≒筋肉)を増やした分の出力増は達成している.そうしてみると,ロングのトライアスロンでは,長時間ということや暑い気候などいろいろな要因があるので出力は下がるはずで,どんなに暑くても150HRで5時間のあいだ280〜290W程度が維持できることが現時点での目標になると考える.このぐらい発揮できれば,現時点での目標である「ハワイで5時間が安定して切れる」ようになるはずだ.ノーマンが2004年にバイクでぶっちぎって優勝したときに,平均356Wとかいうのを見た記憶がある.他にも,アルサルタンが平均○○W,みたいなのもあった気がするが,あれはどうも値が低すぎてウソくさい.
ということでロングについての話は以上で,今年は短い練習しかやらないのでヒルクライムにおける目標出力も考えることにする.2003年春に野呂山ヒルクライムというのに出たことがあり,約8.5キロで620mほど上るコースなので30分弱で終わるのだが,記録から計算するとこのとき推定で平均321W発揮している.このときの状態だと150HR推定で260W強で,先にあげた時期からすると,ロング出場の谷間のダラけている時期になるので,数値からしてまあ妥当.もう少し時間のかかる1時間級のヒルクライムレースでは,当然30分程度のレースよりも数%落とさないと走り切れない.それに加えて,頂上付近が2000m超えるようなレースでは空気の薄まりがあるだろうし,レース前半には集団走行が行われる,といった要素が重要になってくると思われる.これらの材料から,現時点でどのぐらい勝負できそうか?ということは推定できる.そんな感じで,5月5日に栃木の八方が原ヒルクライムというのに行ってたしかめてくる予定.ここのコースは1時間級のヒルクライムと比較すると3/4程度のコースだと思われる.今回は練習目的なので練習効果としておいしいポイントを外さないように,1時間程度持続できる出力よりも少し低い心拍数付近にコントロールして(すなわちこのコースを全開でアタックするより2段階ぐらい落としたレベルの強度で)様子見する予定.結果はまた後日書きます.
さて,この方法で実力管理できる前提として,MaxHRが変わっていない必要があるが,自分の場合,1996年の23歳の夏にまったくの不健康状態でトレーニングを開始したときにMaxHR196だったものが→半年の持久力トレーニングで24歳の冬にMaxHR188になり→その後35歳になったが11年間変わっていない.一応オッケーだろう.
このように,自分の「パワー」に関するアプローチはすべて計算による推定だが,「強くなるため」にはこの程度で必要充分.そのへんの話題もまた今度気が向いたら書きます.
2008年05月01日
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