2005年05月31日

長時間練習の重要性について4

前回からひさびさ続きを…さていままでのような効果を得ることから考えて,先の例の千切り合いはどうか?千切り合いをする場合,アップで脂肪が燃えはじめたらすかさずダッシュし,グリコーゲンを使う&心臓を強く働かせる。しばらくしてすこしゆっくり進んで脂肪代謝に切り替わりかけたらまたダッシュ,あるいは無理して高い強度を保ち続ける…これでは安定して脂肪を燃焼させる,心臓を大きくして器を拡げることにならない。むしろ同じ120キロの練習で,千切り合う練習をして速く走りきるよりも,一定ペースで時間をかけて走ったほうがこの目的に対しては効果がある。’ゆっくり走れば速くなる’というのはこのことである。同じように,力のばらつきがあるグループで長時間トレーニングする場合に,力のあるものには低負荷練習になっていても,力の劣るものが無理についていって結局力が伸びないということもよくある。当たり前のことだが練習強度が高い,中くらい,低い,それぞれに狙う効果は違うわけであり,心理的満足≠トレーニング効果である。よくある話で,強いチームに居るのにちっとも実力がアップしない例がこれである。

さて,実際に行なう場合だが,200キロバイクが肉体的にもスケジュール的にもしょっちゅうできる人は別として,時間に制限のある場合,2時間継続するのが一つの目安になる。一般人がやりくりして自分のタンクを増やす&器を大きくする練習の工夫としては…

1.あえて腹減り状態で長時間練習をやる,前日のグリコーゲン消費も含めて計画する
2.腹が減ってきたら,少しエサを入れてごまかしながらできるだけ粘る
3.長時間になると脂肪代謝の率が上がってくるので,徐々にビルドアップして行き後半かなり高いところ(といってもLT付近)まで上げるのはまあまあOK
4.筋肉神経系に刺激を与えるためのごく短時間のスピード練習であればやったほうがよい(心臓への影響を考えると最後のほうで)

というようなことになるのではないだろうか?

注意点としては,この練習のために身体が栄養不足にならないように気をつける(高齢アスリートでよくいるLSD仙人にならないように…),また効果が出るまである程度の期間継続する,逆に年中この練習ばかりやっていてもダメ,といったことが挙げられる。通常,効果があるまでに2ヶ月ほどかかると思われるが,充分な効果(代表的には有意な心拍の減少)が出ないと,次の段階にいっても意味があまりない。

次回はまとめ編〜


posted by at 12:25| 広島 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | トレーニング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
「長時間練習の必要性について」に共感を覚えましたので、私のHPで紹介したいと思います。
リンクを張らせていただきますがご容赦下さい。
Posted by kiyoshi at 2005年11月27日 22:12
はい,リンクはいいですよ!
Posted by ギン前田 at 2005年11月27日 22:17
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