2007年03月28日

坂の上の雲

司馬遼太郎

つくばに引っ越してくるにあたり,部屋が狭くて持ってこれる本の量に限りがあるので,何度も読める本,まだ読んでない本,を中心に持ってきた。スペースの関係で文庫は便所の本棚に置いているのだが,この「うちの便所の本棚」は何度も読んできた本が中心になっており,なかなか優れていていろんな場面でかなりヒット率が高い。このあいだもなんとなく手にとって「坂の上の雲」を読み始めたのだが,読んでいるうちに,わりといまヒットな本のような気がしてきた。

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日本が明治維新から日露戦争に至るまでの数十年,世界における立場を築いていく過程のはなし。司馬遼太郎氏は自身に戦争末期の軍隊経験があったせいで昭和期の日本軍に対して厳しく,またその反動もあるわけで,「坂の上の雲」でもそういう方向の考えにしょっちゅう脱線するのが鬱陶しいが,わりとバランスはとれていると思う。彼の「高所からの視点」に対する批判もあるが,ぼくはそれらの批判が的を得ているとは思わない。要は自分でいろいろ考えるきっかけになればいいのだ。しばらく前までの日本人にはきちんとしたスジがあって,年寄りの意見にはそれなりに参考になる面があったと思う,しかし団塊世代以降が年寄りになりかけているいまどきでは,そんなものはぜんぜんアテにできないわけだ。そういったいまどきの環境下の日本人は,司馬遼太郎でも読んで自分でいろいろ考えてバランスをとるべきだと思う。


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