2005年05月07日

長時間練習の重要性について1

TJ誌の先月(2005.4)号に載っていた市川雅敏氏のインタビューを,興味深く読んだ。LSDに関してかるく触れておられたが,以前にもサイスポ誌か何かでその重要性を語っておられたように思う。今回の話のなかでピンと来たのは,‘外国の選手は練習のときは笑いながら切れていくがレースになると別人のように強い’という部分と,‘日本に帰ってきて練習したときにみんなで千切り合い,まだこんな練習をしているのかと思い,自分はグリコーゲンを枯渇させるためにゆっくり倍走った’という部分。

この‘ゆっくり長く’,というトレーニングについてはいろいろ誤解があると思う。本当に効果が出るための長時間練習とは,どういうものだろうか?それこそ誤解を招きそうだが恐れずにいくと,よく見るよくないパターンは

1.長くは乗っているが千切り合いをしてペースが一定しない
2.強度が高すぎる
3.一年中同じ種類の練習しかしていない

そもそも長時間練習は何のためにやるのか?ぼくが思うに,安定して脂肪を燃焼させる能力を向上させる,筋肉の有酸素能力を向上させる,etc.…→それらによって‘安定したイージーペースでの絶対スピード’を向上させる=自己の器を拡げる…といったことだろうと思う。

自己の器を拡げる=人間エンジンの馬力(パワー)アップを図る際に,どういうイメージを持つのが正しいか?車で言えば,軽自動車のエンジンをカリカリにチューンして高回転で回してパワーアップするのではなく,エンジン排気量自体を大きくして低回転で回してもパワーが出るようにする,余裕を持った状態でパワーアップする=器を拡げる→最終的には大きくなったエンジンをチューンして最大限に開発するのを目指すわけである。軽自動車のエンジンをカリカリにチューンしても,その先はない。あるいは,以前書いたようなピラミッドのイメージだろうか。

つづく


posted by at 10:34| 広島 ☀| Comment(4) | TrackBack(0) | トレーニング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
一年中同じ種類の練習しかしていない
ムネオはいつもこれかもしれません(苦笑) 今日もここを覗いて勉強出来たムネオでした
Posted by ムネオ at 2005年05月07日 13:48
中期的にはある程度固めて同じ種類の練習をしないと身に付かないけど,長期的には期間を設定してテーマを決めて強度や量を変えていかないと効率よく力をアップさせられないですからね〜。本当は,ある程度の同じ練習の固まりをやって練習効果が上がってきたのを確認してから次のステップに進むべきなんですけど,我々貧乏暇なしリーマンアスリートはなかなかそうも言っておれないのがつらいところです。しかし,何も考えずに人のまねごとで練習するよりは,ちゃんと意味を考えながらした方がいいに決まってますからね!とりあえずがんばりませう…
Posted by ギン前田 at 2005年05月07日 18:26
最近、うちの連中のやってることとかぶりますねぇ。違うって言っても聞かないし。
市川さんの"ゆっくり"というのも誤解しやすくて一人のゆっくりと集団のゆっくりは違うんですよ。
同じ練習っていうのは悪くないんですけどパターンをいくつか持っていて調子やレベルアップとともに強度を変えれるようにすれば良いと思いますよ。最近は疲れていてもモチベーションがあがらないときも妥協しないためのルーチンワークを設けています。
Posted by ikumu at 2005年05月07日 19:02
結果オーライ速けりゃええじゃん,速いけーえらいんじゃ,みたいなのもあるしね〜。決して世界一速くはないんじゃけど(笑)他にまともなこという人も少ないし,市川さん(に限らず…)がもっと説明がうまけりゃいいのにね。
Posted by ギン前田 at 2005年05月07日 19:39
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