2005年01月19日

わたしが・棄てた・女

遠藤周作



どうでもいいが,ぼくは本を読むのがハンパじゃなく速い。小学校のときは,よく二宮金次郎状態で通学していて,そのときから染み付いているらしいが,通勤途中も信号待ちなど隙があれば常に本を読んでいるし,スピニング中でも風呂でも寝付くまでも読んでいるから,じつはけっこう膨大な量を読んでいる。

スポーツの本やノウハウ系の本などはポイントをつかめばいいから,どうでもいい箇所は流して読む,というか,感覚で重要なところをさがして読んでいる。しかし,この本のようなちゃんとした文学作品はじっくり味わってゆっくり読むべきだ。

たしか中学校の頃,一度読んでやたらと感動した記憶があったが,たまたま目に留まったのでまた読んでみた。以前,’北の国から’で五郎ちゃん(田中邦衛)も言っていた気がするが,人間歳をとればとるほど,薄汚いホコリをまとっていくような感じがぼくなんかにもある。10代の頃ゴーストを見てあんなに泣けたのに,ちかごろは映画を見て単純に感動することも少なくなった。ときどき我に返るが,しばらくするとまた忘れてしまいどんどん薄汚れていく。とはいえ汚れ自体はいろいろと効能もあり,なんといってもあの五郎ちゃんでさえ自称’真っ黒け’というぐらいだから,そう悪くないような気もするが,やはりときどき我に返る必要はあるように思う。そういうとき,たまにはこの本なんかを読んで素直に心を動かし,心を浄化するとよいのではないか?


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【聖化】『わたしが・棄てた・女』/遠藤周作
Excerpt: “汝の近き者を己のごとく愛すべし”(マタイ伝) 社会的「弱者」を扱った文学作品は多い。ドストエフスキー(Фёдор Михайлович Достоевский;1821-1881)は、『白痴』『悪霊..
Weblog: Augustrait
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