2004年12月26日

勝つための自転車レーステクニック

Edward Borysewicz



前回のリディアードの本に続いて,この本も何度読んでも得るところのある本です。原書が20年ほど前の本なので,機材に関してもトレーニングに関しても多少内容の古いところはあるが,著者の豊富な経験や柔軟な姿勢に基づく骨格がしっかりしているので,きちんと現代の知識を持って読めば,自分で修正して読めるはず。

著者のボリセビッチ氏はポーランドで自転車選手として活躍,および運動生理学等について学び,その後アメリカに移住してコーチになり,グレッグレモンやアンディハンプステン,デービスフィニー等,少し前の時期アメリカ人で活躍した自転車選手はほとんど彼が育てている。ランスをコーチしている,CTS主宰のクリスカーマイケル氏もこの人に育てられた。

書きはじめから,’東欧のコーチは壊し屋だ。わたしは一人の選手も壊すことはできない!’ みたいな感じで,個人差にも考慮していかにその選手のポテンシャルを引き出すか,といった姿勢がとても参考になる。トレーニングの細かい内容に関しては,高い強度のインターバルがほとんどとなっており,やや古い感じ(といっても日本ではまだそんな感じかも)がするが,全体としての内容がすばらしく,トレーニングの組み立て方や考え方など非常に得るものが多い。最近活躍しているカーマイケル氏の分厚い本およびCTSのコーチングなどよりよほど内容があると思う。ランスのミラクル7週間トレーニングなんかは論外で(笑)まあどんな本でも少しぐらいは得るところはあるけど。



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