ここで比較に入る前に,われわれの場合の野呂山における運動強度はどうか?30分以内の短時間であるからAT以上をキープして走ることができる,自分の場合も,平均174拍とAT(168拍)をだいぶ上回った負荷で上っている。まずこれを考慮してみると,ランスがその強度で上ると推定記録は23分半ほどになると考えられる。
さて実際は他にも要素がある。まず,モンバントゥーはえんえん2000mほどの標高まで上ってしまうため,後半は高地(低酸素)の影響を受けていること,また,連日レースしていることや,麓にたどり着くまでに100キロ以上走り,軽い脱水や筋肉疲労(ツールをトップで走る選手はアシストの助けもあり,集団内での運動強度もたかが知れているのでそれほどまでには影響のない程度だと思うが)等を考えると,おそらく野呂山を素でアタックすれば22分台半ば〜後半ぐらいではないかと思われる。
そう考えてみると,自分たちもなにやら能力をもっともっと上げて行けそうな気がするではないか!!ぼく自身ももっと調子のいい時期に,自転車用の体(数キロ軽量!)で臨めばもう少しは速く上れるし,広大の学生諸君も,野呂山で30分がカベなどとは思わず,気合を入れて練習がんばりましょう。
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