
数年前ハードカバーで出たときにちょっと気になったが,どうせ文庫で出るだろうと思ってそのときは読まなかった。で,さいきん映画になるとかどうとかいうので,文庫を3冊買って期待して読んでみた。
のであるが,とても期待していたわりには,正直いってあまり…。ダンブラウン氏は暗号大好き少年なのだと思うが,筋立てが稚拙というかなんというか。いろいろと伏線が張ってあったり,技巧を凝らしているつもりなのはよーくわかるのだが,真犯人もすぐわかってしまうしちょっとお子様向けな感じで,「残っていく名作」という感じはしない。
そうはいっても,キリスト教からヨーロッパ史につながるテーマ自体はおもしろいと思う。我が母校がカトリック系であるが,ぼく自身は典型的日本人で家は浄土真宗だが無宗教で,強いていえば死んだじいちゃんとばあちゃんが守ってくれていると信じているぐらいなので,とくに抵抗もなく読める。
そうはいっても,まじめに読めば1冊2時間もかからないし,少しぐらい世界史の知識が豊かだとわりと楽しめるかも。



