2006年03月11日

スイミングファステスト

Ernest W. Maglischo(著) 高橋繁浩,鈴木大地 (監訳)

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ぼくは何をするにしても,本でよく下調べする。何かをはじめようとした場合,その分野に関する本は可能なかぎり探して読み,いいものは少々無理をしてでもできるだけ手元においておくようにしたい。10年前にトライアスロンをはじめたときもそうで,およそ日本で読めそうなその分野の本は一度は目を通した。海外に出かけたときは,当然日本より豊富に本があるし情報も新しいため,貧乏なのでしんどいがめぼしい本があれば買い込んでくる。

とにかくそのトライアスロンをはじめたころ,図書館でスイミングファースターという1987年刊行の分厚い本を見つけてざーっと目を通した記憶があって,そのときはあまりまじめに読まなかったのだが気にはなっていた。この本の原著はSwimming Fasterという1982年刊行の本である。そもそも,アメリカで昔カウンシルマンという人がいろいろなトップスイマーの泳ぎを分析して,ストロークにおいては抗力と揚力をうまく合成して推進力にするのだということを言いだして,それがスカーリング練習などにつながっているわけだが,ようするにこのSwimming Fasterはその流れをくんだ本であった。

そうしていたところ,スイミングイーブンファースターという本が本屋に並んでいるのを見かけ,あっ続編だ!とピンときてソク買った。1マン近かったのでちと痛かった。

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この本は1999年刊行で,1993年刊行のSwimming Even Fasterの訳本である。

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家に帰ってじっくり読むと,なんか訳がおかしいし図版も間違っていたりして,以前図書館でスイミングファースターを読んだときとはちがい,だんだん腹が立ってきた。そもそも,この’監訳’というのがクセモノで,どうせそこらへんの学生に訳させてテキトウに出版しているにちがいないのだ。かなり腹が立ったので,読者カードにボロクソ書いてベースボールマガジン社に送りつけた。あとで分かったのだが,このスイミングイーブンファースターが日本で出るまえに,著者のMaglischoさんは,’揚力理論は間違いでやはり抗力で進むのだ’という発表をしていたらしい,そのへんでもケチのついた本だったわけだ。

2004年にハワイに行ったとき,Swimming Fastestという2003年刊行の本を見つけ,これはタイトルから見て決定版だと思いすぐに買った。すなわちこの本では抗力理論になっているわけだ。いわゆる例の,’さいきんはS字プルとはいいません’とかいうヤツだ(笑)

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が,しかし,なかなか忙しくてじっくり腰を落ち着けて読んではいなかった。仕事とトレーニングの合間にかたづける場合,英語の本でこれほど分厚いと,なかなか気合が必要だ。そうこうしているうちに現在に至るわけだが,つい今週ニュージーランドから帰ってきてから,訳本であるスイミングファステストが発売されていることを知った!1マンだがアマゾンにソク注文して今日届いたのである。ぼくの読者カードのせいなのか,監訳者が変わっている気もする。日本語ならやはり読むスピードが速いので,じっくり読んでみるつもり,ただしヒマになってから,,,,それにしても,やはり英語の本はスラスラ読めたほうがいい。このたびの訳本は原書出版から3年以内とかなりスピード出版といえるが,それでもぼくが英語版を見つけたよりも後なわけである。自分自身がスラスラ読めるよう修行するしかない。

ところで,英語のSwimming Fastestと日本語のスイミングイーブンファースターとあと一冊を,うちに来ただれかに貸しているはずなのだが,だれだったか忘れてしまった。だれだか知らないが借りた人,気がついたら返してください!!!


posted by at 00:47| 広島 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 本を読む | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
NZお疲れ様でした。

イーブンファスター、内容???だと思ってヤフオクで売りましたよ。まだ、続編出る前だったので、結構いい値で売れました(笑)

ファステスト読んでみます。
Posted by 松村 at 2006年03月11日 05:59
ホント,トホホな本でしたね。今度のは良さそうですよ。
Posted by ギン前田 at 2006年03月11日 08:12
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