2006年02月22日

サイクリストの脚質3

前回記事

ややいいかげんなものだが,ほかに国籍による違いというものもある。ぼくのイメージでは,オランダ人/オランダのチーム(ラボバンクとか)は平地が強いイメージ。これは平坦な土地が多く,風が強い(オランダ=風車の国)ことからきている。上りと平地は微妙に筋出力パターンが違うので,普段の練習形態が違えば,心臓出力が同じでも微妙に差が出てくるだろう。コロンビアや南米系の選手は胸郭が樽状で,軽量の場合は高地性能がよく,クライマーが多い。ベルギーの選手は寒かったり悪条件になると強さを発揮する。等々。

以上のようなタイプ分けがあって,同じタイプでも人それぞれに有酸素出力が違い,どのぐらいの勾配が分かれ目になるか正確にははわからないが体重の軽いものが有利になる境いがあり,コースが平地か上りかによっては有利不利が逆転する場合もあるということだ。これらバラバラな性能を持った人間が集団になって走っているのがロードレースというわけである。

さてそのバラバラ能力の集団の中ではどういうことが起こっているだろうか。無風平坦なコースで時速40キロぐらいであればヨーロッパのプロの場合,先頭に出ているときでも,細身なクライマーで75%負荷,タイムトライアラーなら60%負荷以下のはずだから平和に進む。スピードアップして時速40キロ台後半になると,クライマーやスプリンターは集団のなかでついていくのがやっとな感じになるが,タイムトライアラーやルーラーにとってはなんということはない。ルーラーはそのままもう少しスピードアップして集団を振り切ってロングスパートできれば勝てる可能性が高い。スプリンターの場合にはそこをなんとかやり過ごして/チームがうまく機能して逃げを許さず短距離ゴール勝負に持ち込めば,爆発して勝つ可能性が高くなる。山になると,,,以下省略。世界選の日本選手がなぜ完走すらできないかというと,集団のなかでの運動強度が他国の選手にくらべかなり高く(基礎的な有酸素出力が低い),ちょっとスピードが上がれば集団にすらついていけなくなってしまうからである。これは持って生まれた身体能力にも練習方法にも関係してくるが,まあ省略。

さて以上のことに関して,心臓のタイプによっても変わってくるのだが,それはかなり難しいテーマなのでおいておく。世界選といえば,何年前だったか比較的スプリンター向けのイージーなコースだった年に,いつもバラバラのイタリアチームがチポッリーニを支柱に一糸乱れぬチームワークを発揮し,ベッティーニやペタッキがひいてチポッリーニがスプリントして勝ったときにはとても感動した。最終のペタッキが役目を終えてチポッリーニが飛び出したとき,ゴールのだいぶ手前であったが,すでに役目を終えたイタリア人が後ろのほうでガッツポーズしていたのがとてもかっこよかったのを思い出す。

さてじつはまだ続きます。ベルナールイノー↓↓

france_popup_img01.jpg


posted by at 21:47| 広島 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 機材,身体等 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。