さいきんコンビニに行ってアイスを食べようとすると、「アイスミルク」や「ラクトアイス」はあるけど「アイスクリーム」がない。どこに行ってもほとんどない。たしかずいぶん前にも似たようなことを書いたけど、近年この傾向が顕著になっているように思う。コンビニはPOSで客層データを綿密に収集しているから、わりとこだわった客が来そうな場所のコンビニに行けば「アイスクリーム」があるだろうと思っても、やはりない。いや、あるのはあって、ハーゲンダッツは「アイスクリーム」だしどこのコンビニにもだいたいあるけど、アイスをガッツリ食いたいときに小さいカップ食べて300円出すのもちょっと考える。あとホームランバーのバニラはだいたいどこにでもあるしアイスクリームのはずだが、小さすぎて物足りない。100円のインチキ品か、300円のちゃんとしたアイス、この国では両極しか選べないのか!中間的な168円の小倉アイスモナカだって置いておくべきではないのか。
だいたい、「アイスミルク」や「ラクトアイス」のような中途半端な食い物規格を作るのが間違っている。あんなものは乳脂肪をケチって植物性油脂でごまかしていて、バターに対するマーガリンのようなものでまったくお話にならない。食べものとしての位置づけは発泡酒以下だ。蟹かまぼこやインチキキャビアと同じようなものであり、こんなものがいっちょまえにアイスと名乗ってはいけないだろう。「アイスクリーム」規格内でも、ちゃんとまじめに作ったアイスからややインチキ気味のものまでピンキリなのだから。これは食文化の堕落ですよ。ま、なにも気にしない人が堕落するのは勝手だが、自分が買うからコンビニにもちゃんと「アイスクリーム」を置いてくれ〜〜!