一般選手でも,低いポジションの人は大勢いるが,いくらカッコつけて低いポジションをとっても,うまく力がペダルに伝わらなければ何の意味もない。たしかに低いポジションは空気抵抗は減るが,ランスのように時速50キロで突っ走っているならいざ知らず,じつは時速40キロ以下程度ではそこまで関係ない。そこで,われわれ一般アスリートのレベルであれば,空気抵抗のことを考えるよりも,腰の角度を考える=しっかりとペダリングができるような上半身の位置を考える,ということのほうが大事である。そもそもランスでさえ,ほかの選手に比べるとややアップライト気味の無理のないフォームなのである。で,ぼくも比較的無理のないアップライト気味のフォームにしていた。


というわけだったが,さすがにちょっとラクチンすぎるフォームであると思いはじめ,昨年は
これや
これのごとくやや低めにする努力をしていた。最近になってやっと上半身や首が慣れてきた感じがあったが,どうも腰の周りで無理をしている感じがあった。しばらく休んだりして筋力が衰えているときにはよりわかりやすかったりする。それに加えてアイアンマンハワイの映像を見たり,筑波にきて石倉さんと「いかに筋力を使わずにペダリングするか」というような話をしていて,
バイクポジションを変更しようと考えたのである。

大昔から行われてきたことながら,前乗りにすると,同じサドルの高さであっても腰周りの角度がゆるくなり,踏み込む前の余裕が増す。ただし,ハムストリングス〜尻周り〜腰のあたりの筋肉をうまく使うことができなければ,太もも前部の大腿四頭筋ばかり使ってしまうことになってよくない。また,9時の位置における足の位置が遠くなるため,引き足側で邪魔をしてしまいかねない。すなわち,ペダリングのスキルが悪ければ,前乗りにするのはマイナス点が多い。しかし,うまく「踏み込み側で足の重みを生かす」ようなペダリングができれば,平地において楽に高速を持続できる。あとは,うまく上半身の力が抜けて,上りのときの尻の座りがよければいいわけである。'80年代のような極端な前乗りではないので,いまのところいい感じである。
posted by ギン前田 at 16:57| 茨城

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